前回の葺き替え工事が50~60年前に行われていました。
この時は土葺き工法でしたがその後、瓦にずれが生じ、また、東側裏山で日照が少なく湿気がいつもある状態でしたので、葺き替えを決断されました。

今回の工事では、屋根葺き替えに伴い、耐震を考慮し、腐りのある垂木や隅垂木を交換及び野地板全面を打ち増しして強度を上げ、空葺きにすることで40%の重量軽減、隙間から入る小動物(アライグマ、イタチ等)を防ぐために軒桁面戸を垂木間に取り付け、同時に樋の付け替え及び庇の鋼鈑屋根張替の全面改修を行いました。


工事着工前



工事着工後



今回の工事では、以前の屋根にあった大棟鬼と、煙出し屋根の棟鬼が手作りで状態が良かったため再使用しました。

先代の思いを大切にし、なるべく強度に関係がない場合は従前の瓦を使用するよう心がけています。
東側裏山側の樋に枯れ葉が多く積もり雨水はけが悪いので、樋の架け方にも工夫をしました。

お客様の声

これまでに、離れや蔵と門屋の葺き替えをしたが、いずれも満足が得られなかった。
今回はいろいろ提案いただき、思い通りの施工をしてもらった。

感謝のお言葉を頂きました。


シェアする